ichirin ichirin ichirin

what's 'ichirin'「ichirin」とは?

一輪の際立ちと彩りを。
咲き誇って朽ちていく様を。

One single flower stands still.
Blooms and dies.

『ichirin』は蕾から朽ち果てるまでの一輪の花を定点観測し、
人に見立て、生死や栄枯盛衰を表現した作品です。
自身と照らし合わせることで新しい感情や価値観、
気づきを得ることができます。

どの瞬間にも存在している美しさを表現した作風は、
千利休と豊臣秀吉の『一輪の朝顔』の逸話をオマージュ。

~ある日、秀吉が利休の茶室庭園に朝顔が満開なのを聞きつけ、
その鑑賞を目的に一服しに行く旨伝え、数日後に訪問。
ところが、庭の朝顔は全て摘み取られている。
秀吉が立腹し茶室に怒鳴り込んで入室すると、
床の間には一輪の朝顔が生けられていた。
利休は言った、
「これから天下統一を目論む貴方が多勢に興味を持ってどうする。
この朝顔のように際立った存在にならなければ」と。~

諸説あり